彫刻家・村上泰造

004 大学2年の進級製作

画像 006画像 007画像 008画像 009

大学2年生の時の卒業製作。2年生の課題は、人体。

大学の人体の課題は、まず首から上の像を作り、その後胸像、次にトルソーを……とだんだん課題の範囲が広くなるという授業だった。

その次に、全身の80%ぐらいの小さいのをやって、1/1の人体を作る。

進級製作は自由だったが、あえて1/1の人体に挑戦した。

評価は非常に高く。山本先生に「君は人体のセンスがあるねぇ。新制作に出しなさいよ」と言われたそうだが、『人体はギリシャ、ローマ時代から優れた作品がいっぱいあるし、今からあえてそこに挑戦する必要はない。自分は世界にひとつしかないオリジナルのカタチを作りたい』と抽象芸術を目指す。

(宇治アトリエに現存)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Just another WordPress site